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【Vol. 9】Bon Jovi「Livin’ On A Prayer」のギターリフが持つ「希望」と「哀愁」。トークボックスと王道コードの秘密

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Bon Jovi Livin' On A Prayer 洋楽フレーズ研究所

ギターを手にしたことがある人なら、一度は「弾いてみたい!」と思ったことがあるフレーズがあります。
Bon Joviの「Livin’ On A Prayer」のイントロで響く、あのギターリフもまさにその一つ。

ただ数音を刻むだけなのに、聴くと胸が熱くなる――
苦しい状況でも諦めずに前を向こうとする「祈り」の気持ち、そして切なさや希望が、一瞬で心に伝わってくるのです。

このリフは、ギター初心者でもチャレンジできるシンプルさを持ちながら、弾き込むほどにその深みと表情の豊かさに気づかされます。
今回は、この「希望と哀愁に満ちたリフ」が、なぜ世界中の人々の心をつかみ、今も愛され続けているのか――
トークボックスの魔法やコード進行、演奏テクニックなど、細かく紐解いていきましょう。

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🎸 洋楽の「あのフレーズ」深掘りコラム【Vol. 9】

Bon Jovi「Livin’ On A Prayer」のギターリフが持つ「希望」と「哀愁」

1986年にリリースされたBon Joviの「Livin’ On A Prayer」。 「トミーとジーナ」という架空のカップルの苦闘と、それでも夢を諦めない「祈り」を歌ったこの曲は、世界中の人々に勇気を与え、80年代を象徴するアンセムとなりました。
この曲のイントロで聴こえる、リッチー・サンボラが奏でるシンセサイザーのようなギターリフは、なぜこんなにもキャッチーで、聴く人の心を高揚させるのでしょうか?今日は、この「希望のリフ」に隠された、軽やかで、熱い秘密を掘り下げてみましょう。

🎼 今日の深掘りフレーズ

アーティスト
曲名
フレーズの場所
フレーズの正体
Bon Jovi
Livin’ On A Prayer
イントロ、間奏
ギターリフ(トークボックス使用)

🎵 軽やかな考察:なぜこのリフは「希望」を歌うのか?

このリフは、ギタリストのRichie Sambora(リッチー・サンボラ)が、トークボックスというエフェクターを使って演奏しているのが特徴です。
  1. 【トークボックスが作る「歌うギター」】 トークボックスは、ギターの音をチューブを通して口元に送り、口の形を変えることで「ワウワウ」という人間の声のような音を出すエフェクターです。 このリフは、このトークボックスによって、まるでもう一人のボーカリストが歌っているかのような、人間味あふれる、キャッチーなメロディとなっています。この「歌うギター」が、トミーとジーナの切実な祈りを代弁しているかのようです。
  2. 【コード進行の「哀愁」と「高揚」】 この曲のコード進行は、Em → C → G → Dという、非常にシンプルで王道な進行です。しかし、この進行は、長調(メジャー)の明るさと短調(マイナー)の哀愁を併せ持っており、「苦しい状況でも希望を捨てない」という曲のテーマを完璧に表現しています。 特に、サビで一気に高揚するメロディは、このシンプルなコード進行があるからこそ、よりドラマチックに響くのです。
  3. 【弾き語りへの応用】 ギター弾き語りを趣味とする人にとって、このリフは「メロディの歌い方」を学ぶ最高の教材です。
    • メロディを歌う:トークボックスがない場合でも、このリフを弾く際は、ギターの音を「歌う」ように意識してください。一音一音を大切に、ボーカリストになったつもりで弾くことで、この曲の持つ熱いメッセージが伝わります。
    • シンプルなコードの力:この曲のように、シンプルなコード進行でも、キャッチーなメロディ熱いメッセージがあれば、世界的なアンセムになることを教えてくれます。
この「Livin’ On A Prayer」のギターリフは、「技術よりも、感情とメッセージが、人々の心を動かす」ということを教えてくれます。
ギターを抱えて、このリフを奏でるたびに、その諦めない熱い祈りを感じてみてください。
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💡 今日の音楽豆知識

  • 曲の誕生秘話:ジョン・ボン・ジョヴィは、この曲を当初「あまり良くない」と感じており、アルバムに入れるのをためらっていたそうです。しかし、リッチー・サンボラとプロデューサーのブルース・フェアバーンの説得により収録され、結果的にバンド最大のヒット曲の一つとなりました。
明日は、また別の名曲の「あのフレーズ」を深掘りします。お楽しみに!
おとはじ
おとはじ

取り上げて欲しい洋楽(フレーズ)があればコメント下さいね!

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