スポンサーリンク

【Vol. 6】AC/DC「Back In Black」のギターリフはなぜ最強なのか?ミュートとグルーヴの秘密

スポンサーリンク
AC/DC「Back In Black」 洋楽フレーズ研究所

ロックの名曲には、“一瞬で空気を変えてしまう”ギターリフがあります。
その音が鳴った瞬間、会場の温度が上がり、観客が「来た…!」と息をのむような、あの感覚。

AC/DC「Back In Black」のイントロは、まさにその代表格です。
複雑な技術も、難しい理論もないのに、たった数音で世界中のロックファンを震わせてきました。

では、なぜこのリフは 「ただのシンプルなコード」 なのに、ここまで強烈で、永遠の魅力を持ち続けているのでしょうか?

おとはじ
おとはじ

その答えは――弾き方、ノリ、そして“音を鳴らさない瞬間”にあります(^^♪

スポンサーリンク

🎸 洋楽の「あのフレーズ」深掘りコラム【Vol. 6】

AC/DC「Back In Black」のギターリフはなぜ最強なのか?

オーストラリアが生んだハードロックの巨人、AC/DCの「Back In Black」。 この曲のイントロで鳴り響く、たった数秒のギターリフは、ロックの歴史そのものを象徴していると言っても過言ではありません。複雑なテクニックは一切なし。なのに、なぜこんなにも強烈で、聴く人の魂を揺さぶるのでしょうか?今日は、この「最強のリフ」に隠された、シンプルで、熱い秘密を掘り下げてみましょう。

🎼 今日の深掘りフレーズ

アーティスト
曲名
フレーズの場所
フレーズの正体
AC/DC
Back In Black
イントロ、Aメロ
ギターリフ

🎵 軽やかな考察:なぜこのリフは「最強」なのか?

このリフを構成しているのは、非常に基本的なパワーコードと、オープンコードです。
E5 → D5 → A5
この3つのコードが、Angus Young(アンガス・ヤング)のギターによって、まるで生き物のように躍動します。
  1. 【「休符」が作る強烈なノリ】 このリフの最大の秘密は、音を出していない「休符(きゅうふ)」にあります。アンガスは、コードを弾いた直後に、左手の指を弦に軽く触れて音を瞬時にミュート(消音)します。 この「弾く → 止める」という動作が、リフ全体に強烈な切れ味と、跳ねるようなグルーヴを生み出しています。ただコードを鳴らすだけでは、この「最強のノリ」は生まれません。音を止める技術こそが、リズム感をワンランク上に引き上げます。
  2. 【ブルースの魂とロックのエネルギー】 このリフのコード進行は、ロックのルーツであるブルースの基本的な進行に基づいています。しかし、そこに大音量のマーシャルアンプと、アンガスの全身を使ったパフォーマンスが加わることで、単なるブルースリフではない、純粋なロックンロールのエネルギーが注入されています。 シンプルさ爆発力という、相反する要素が共存しているからこそ、このリフは時代を超えて愛され続けているのです。
  3. 【弾き語りへの応用】 ギター弾き語りを趣味とする人にとって、このリフは「右手のカッティングとミュート」の練習に最適です。
    • ブリッジミュート:右手の小指側をブリッジ(弦の根元)に軽く触れ、低音弦を「ズンズン」と響かせる練習をしましょう。
    • 左手のミュート:コードを弾く指を緩めて、音を瞬時に止める練習を繰り返してください。
この「Back In Black」のギターリフは、「ロックとは、複雑さではなく、情熱とリズムだ」という、AC/DCの哲学そのものを体現しています。
ギターを抱えて、このリフを刻むたびに、その熱いロックンロールの魂を感じてみてください。
スポンサーリンク

💡 今日の音楽豆知識

  • アルバムの背景:この曲が収録された同名アルバムは、前任ボーカリストのボン・スコットの急死という悲劇を乗り越え、新ボーカルのブライアン・ジョンソンを迎えて制作されました。アルバムタイトル「Back In Black」は、「喪服を着て戻ってきた」という意味が込められており、バンドの不屈の精神を象徴しています。
明日は、また別の名曲の「あのフレーズ」を深掘りします。お楽しみに!
おとはじ
おとはじ

取り上げて欲しい洋楽(フレーズ)があればコメント下さいね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました