ギターの音には、言葉では言い表せない感情が宿っています。
今日取り上げるのは、The Policeの名曲「Every Breath You Take」。
世界中で愛されるこの曲のイントロには、たった一つの指の動きから生まれる“切なさ”があります。
シンプルなのに深い――そんな「あのフレーズ」の魅力を、今日は少し丁寧に覗いてみましょう。
🎸 洋楽の「あのフレーズ」深掘りコラム【Vol. 2】
たった一つの指の動きで生まれる切なさ!The Police「Every Breath You Take」のアルペジオ
1983年にリリースされたThe Policeの「Every Breath You Take(見つめていたい)」。 この曲は、一見すると美しいラブソングのように聞こえますが、実はストーカー的な監視と執着を描いた、少しゾッとするような歌詞を持つ曲です。
しかし、その歌詞とは裏腹に、イントロから流れるStingの美しいベースラインと、Andy Summersの繊細なギターアルペジオが、この曲に抗いがたい魅力を与えています。
今日は、この「あのフレーズ」に隠された、軽やかで、でも緊張感のある秘密を掘り下げてみましょう。
🎼 今日の深掘りフレーズ
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アーティスト
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曲名
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フレーズの場所
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フレーズの正体
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The Police
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Every Breath You Take
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イントロ〜Aメロ
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ギターアルペジオ
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🎵 軽やかな考察:なぜこのアルペジオは心を掴むのか?
この曲のギターアルペジオは、非常にシンプルで、ギター弾き語りをする人ならすぐに真似できるフレーズです。しかし、そのシンプルさの中に、この曲の持つ「切なさ」と「緊張感」のすべてが詰まっています。
この「Every Breath You Take」のアルペジオは、「シンプルさこそが、最も複雑な感情を表現できる」ということを教えてくれます。 たった数本の弦を、たった数本の指で弾くだけで、愛と執着、美しさと緊張感という、相反する感情を表現できるのです。
ギターを抱えて、このアルペジオを奏でるたびに、その静かなる情熱を感じてみてください。

おとはじ
この曲を初めて聴いたとき、“静かな曲だな”って思ったんです。
でも何度も聴くうちに、その静けさの中に潜む“張りつめた感情”に気づきました。
たった一つの指の動きで、こんなにも人の心をざわつかせるなんて――。
音って、言葉以上に“心の距離”を映すものなんですね。
もしかしたら、私たちは“見つめる側”にも“見つめられる側”にもなれるのかもしれません。
💡 今日の音楽豆知識
明日は、また別の名曲の「あのフレーズ」を深掘りします。お楽しみに!

おとはじ
取り上げて欲しい洋楽(フレーズ)があれば、コメント下さいね!


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