たった数秒のギターフレーズやリフが、その曲全体の情景や感情を一気に描き出す――それが“音の魔法”のような瞬間です。
そして、ロック史の中で「最も神秘的なイントロのひとつ」と言われるのが、今日取り上げる Led Zeppelin「Stairway to Heaven」 のはじまりの音です。
柔らかいアコースティックギターのアルペジオ。
ひとつひとつの音が静かに降り積もっていくような展開。
それはまるで、聴く人の心の中に“階段”が現れ、どこか遠い場所へと導いていくかのようです。
この曲を歌ったことがある人も、ただ耳で覚えている人も、あの“はじまりの数小節”で、世界が変わる瞬間を覚えているはず。

おとはじ
今日は、そのイントロに隠された「構造」と「感情」を、そっと解きほぐしていきましょう。
🎸 洋楽の「あのフレーズ」深掘りコラム【Vol. 4】
たった4つの音で世界を支配した!Led Zeppelin「Stairway to Heaven」のイントロ
1971年にリリースされたLed Zeppelinの「Stairway to Heaven(天国への階段)」。 ロック史上最も偉大な曲の一つと称され、その構成の壮大さ、詩的な歌詞、そして何よりもJimmy Pageが奏でるアコースティックギターのイントロが、この曲を不朽の名作にしています。
今日は、この「あのフレーズ」に隠された、静寂の中に響く、神秘的で美しい秘密を掘り下げてみましょう。
🎼 今日の深掘りフレーズ
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アーティスト
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曲名
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フレーズの場所
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フレーズの正体
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Led Zeppelin
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Stairway to Heaven
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イントロ
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ギターアルペジオ
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🎵 軽やかな考察:なぜこのイントロは「天国への階段」なのか?
このイントロは、アコースティックギターによるアルペジオ(分散和音)で奏でられます。一見、複雑そうに聞こえますが、実は非常に論理的で美しいコード進行に基づいています。
Am → G/B → C → D → Fmaj7 → C/E → Dm7 → G
この進行が、まるで階段を一段一段上っていくような、上昇感と物語性を聴く人に与えます。
この「Stairway to Heaven」のイントロは、「静けさの中にこそ、真の感動が潜んでいる」ということを教えてくれます。 派手なエレキギターのソロやドラムの爆発的なフィルインがなくても、アコースティックギターの静かな響きだけで、数分間、聴く人を別世界に連れて行くことができるのです。
ギターを抱えて、このフレーズを奏でるたびに、その静謐で壮大な物語を感じてみてください。
💡 今日の音楽豆知識
明日は、また別の名曲の「あのフレーズ」を深掘りします。お楽しみに!

おとはじ
取り上げて欲しい洋楽(フレーズ)があればコメント下さいね!


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