「ギターを始めてみたいけれど、大人になってからじゃ遅いのでは?」
そんな不安を抱える方はとても多いです。私自身も40代でギターを手に取り、最初は「今さら…」という気持ちがありました。しかし実際に始めてみると、年齢を重ねたからこそ感じられる音楽の楽しさや、無理なく続けられるコツがたくさんあることに気づきました。
本記事では、大人になってからギターを始めるのは本当に遅くない理由と、その魅力について、実体験や最新の知見を交えてお伝えします。今からギターを始めようか悩んでいるあなた、きっとギターをはじめたくなりますよ。
大人になってからギターを始めても遅くない理由
年齢は上達に関係ない――成功事例が続々
ギターを始めるのに年齢制限はありません。実際、30代・40代・50代、さらには定年後の60代からギターを始めて、趣味や仲間づくり、自己表現の幅を広げている方が多くいます。
例えば、50歳でギターを始めた方が半年後には発表会で演奏を披露したり、仕事の合間にギターを始めてストレス解消やリフレッシュに活用している方もいます。
「年齢を理由に諦めるのはもったいない。始めた人は皆、何かしらの“変化”を実感しています」
• 目的意識とモチベーション 大人は「好きな曲を弾きたい」「趣味を充実させたい」など、明確な目標を持ってギターを始めることが多いです。そのため、目標に向かってコツコツ続ける力が高く、練習が長続きしやすい傾向があります。
• 自己管理能力 仕事や家庭と両立しながら、短時間でも効率的に練習できるのが大人の強み。毎日10~20分の積み重ねで十分に上達できます。
• 音楽的な経験や知識 若い頃に聴いていた音楽や、他の楽器の経験がある場合、それらがギター習得にも役立ちます。
ギターは一人でも楽しめる最高の趣味
ギターは一人で好きな時間に練習できるので、忙しい社会人や主婦にもぴったりです。
また、弾き語りやセッション、家族や友人とのコミュニケーションツールとしても活躍します。
初心者向けの環境が充実
今は初心者向けの教材やオンラインレッスン、動画解説が豊富にあり、基礎から丁寧に学べる環境が整っています。
ギター教室やコミュニティも大人の生徒が多く、同じ悩みや目標を持つ仲間と出会えるのも魅力です。
健康や心の充実にも効果
ギター演奏は脳の活性化やストレス軽減、認知症予防にも効果があるとされています。
日々の忙しさから離れ、自分だけのリラックスタイムを持つことで、心身ともに豊かになれます。
よくある大人初心者の不安と解消法
Q1. 「指が動かない」「覚えが悪いのでは?」
指が動かない場合は、無理せずストレッチや簡単な運指練習から始めましょう。
毎日少しずつでも続けることで、確実に指が慣れていきます。
Q2. 「忙しくて続けられるか不安」
1日10分だけでもOK。
「今日は1コードだけ」「好きな曲のサビだけ」など、ハードルを下げて取り組むことで、無理なく続けられます。
Q3. 「周りにギター仲間がいない」
「初心者歓迎」のイベントやセッションも多いので、勇気を出して一歩踏み出してみてください。
Q4. 60代からでもギターは弾けるようになりますか?
Q5. 楽譜が読めなくても大丈夫?
Q6. どんなギターを選べばいい?
大人初心者におすすめのギター練習法
短時間集中型の練習 | • 1日10~20分、集中して練習する • スマホで録音して自分の成長を実感する • 練習内容をノートに記録し、小さな達成感を積み重ねる |
好きな曲から始める | • 憧れのアーティストや好きな曲を目標に設定 • 難しい場合は、簡単なアレンジや一部分だけでもOK • 「この曲が弾けた!」という喜びが、次のモチベーションに |
正しいフォームと基礎を大切に | • 最初に変なクセがつかないよう、動画や教室で基本を確認 • チューニングや持ち方、ピックの使い方なども丁寧に |
仲間や先生と交流する | • ギター教室、オンラインレッスン、SNSで仲間を見つける • 質問や悩みを共有し、励まし合うことで継続しやすくなる |
大人初心者が上達するためのポイント
• 無理のない練習スケジュールを作る
1日10~20分、短時間でもOK。大切なのは続けること。
• 基礎を大切にする
正しいフォームやチューニングを意識し、変なクセがつかないように最初はプロや教材を活用する。
• 小さな目標を設定する
「1曲弾けるようになる」「好きなフレーズをマスターする」など、達成感を積み重ねることがモチベーションにつながります。
• 仲間や先生を見つける
ギター教室やオンラインコミュニティで仲間と交流することで、楽しさや刺激が倍増します。
• 失敗を恐れずに楽しむ
「間違えてもいい」「上手く弾けなくてもいい」と自分に言い聞かせ、音楽そのものを楽しむ姿勢が大切です。
大人だからこそ味わえるギターの魅力
• 自分のペースで楽しめる
学校や部活のような「競争」や「義務感」がないので、純粋に“自分のため”に音楽を楽しめます。
• 人生経験が音楽に深みを与える
若い頃には気づかなかった歌詞やメロディの意味を、人生経験を重ねた今だからこそ深く味わえることも。
• 家族や友人との新しいコミュニケーション
子どもと一緒に弾いたり、友人の前で披露したりと、ギターが新しい交流のきっかけになることも多いです。
私の体験談――「大人になってから始めてよかったこと」
私がギターを始めたのは40代になってから。
最初は「指が動かない」「コードが押さえられない」と苦戦しましたが、毎日10分だけでも続けることで、少しずつ音が鳴るようになりました。
特に印象的だったのは、好きなアーティストの曲を自分で弾けた瞬間の感動。
「大人になってからでも、こんなにワクワクできるんだ」と実感しました。
また、ギターを通じて新しい友人ができたり、家族の前で演奏して喜ばれたりと、人生の楽しみが増えたことも大きな収穫です。

今では“上手くなること”よりも、“音楽を楽しむこと”を大切にしています!
サークル仲間の最年長さんの体験談

同じ社会人サークルの仲間であるSさんは、ギターを弾いている60代の男性です。彼は私より少し後に入部しました。サークルに知り合いがいたわけでもなく、ギターの経験があったわけでもありません。そんな彼のお話です。
ギターを始めたきっかけを聞いてみると、地域にあるフォークソングがよく演奏されているライブハウスに、知人と一緒に行ったことがきっかけだったそうです。そこではオープンマイクが催されており、若いころに聴いた懐かしい曲を、自分より年上の人生の先輩方が、実に楽しそうにギターで弾き語りしている姿を目にしたそうです。その光景を見た瞬間、何かが身体を駆け抜け、「これだ!」と直感的に感じたと言われていました。
次の休日には早速、楽器店を訪れたそうです。若いころとは違い、今は金銭的にも少し余裕ができたからこそ、少し奮発して、自分の欲しいギターを選ばれたそうです。毎日手に取りたくなるほどお気に入りのギターを手にし、とても嬉しそうに話してくださいました。
Sさんの夢は、仕事を完全にリタイアしたときには作曲にも挑戦してみたい、とのことです。このように、ただギターを上手に弾くことだけが音楽の楽しみ方ではありません。それぞれのペースで、自分らしい音楽の楽しみ方を見つけられることも、ギターの大きな魅力だと感じました。

Sさんのお話を聞いて、改めて“音楽って本当に年齢も経験も関係なく楽しめるものなんだなぁ”って感じました。私ももっと自由に楽しもうって思いました♪
まとめ:ギターで始まる、人生の新しい物語
年齢を重ねてから新しいことを始めるのは、勇気がいるものです。しかし、今だからこそ感じられる音楽の深みや、心に響く体験が待っています。日々の忙しさの中で、自分だけの時間を持つことは、心の余裕や新たな発見につながります。ギターを手に取ることで、これまで知らなかった自分自身に出会い、少しずつ成長していく喜びを実感できるでしょう。
楽器を奏でる時間は、日常の喧騒から離れ、心をリセットできる貴重なひとときです。音楽を通して新しい友人や仲間と出会うこともあれば、ひとり静かに音に向き合う時間が心の支えになることもあります。どんなきっかけであれ、その一歩があなたの毎日を豊かに彩ってくれるはずです。
迷いがあるなら、まずは小さな一歩から始めてみてください。新しい挑戦は、きっとこれからの人生に新たな輝きをもたらしてくれます。
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