ギター弾き語りを始めてみると、最初に多くの人がぶつかる壁が「間奏」の存在です。歌っている間はコードを追いかけて気持ちよく演奏できるのに、間奏になると「どうしたらいいんだろう?」と手が止まってしまう…そんな経験はありませんか?
特に初心者の場合、「ギターソロなんて無理!」と感じてしまいがちです。でも、難しいソロを弾かなくても、間奏を素敵に演出する方法はたくさんあります。
この記事では、初心者やソロギターが苦手な方でも実践できる、間奏の乗り越え方やアレンジのコツ、そして独自性を出すためのヒントをたっぷり紹介します。あなたの音楽活動にも役立つ、リアルな体験とアイデア満載でお届けします。
ギター:弾き語り間奏の乗り越え方8選!アレンジで自分らしさを出そう
- コードストロークやアルペジオを自分流にアレンジ
- コードを崩して“おしゃれ”にアレンジ
- 歌メロの一部をギターでなぞる
- 間奏を短くしてすぐ歌に戻すのもアリ
- リズムやダイナミクスで変化をつける
- 他の楽器やハミング、口笛を活用する
- 上手な人の演奏をコピーしてみる
- 間奏で“自分らしさ”を表現しよう
上記の8つの方法の中には、きっとあなたの演奏の助けになるものがあるはずです。

それぞれのポイントについて、これから詳しく解説していきますね。
コードストロークやアルペジオを自分流にアレンジ
★ストロークパターンを変えてみる
間奏部分では、普段の伴奏パターンをそのまま繰り返すのではなく、ストロークのリズムや強弱を変えてみましょう。たとえば、普段はダウンストローク中心でも、間奏だけアップストロークを多めにしたり、細かく刻んだりすることで、同じコード進行でも新鮮な印象になります。さらに、間奏だけピックを指に持ち替えて、柔らかい音色にするのもおすすめです。
★アルペジオで“優しさ”や“切なさ”を演出
アルペジオ(分散和音)に切り替えると、曲全体にメリハリが生まれます。難しそうに感じても、CやGなど押さえやすいコードから始めればOK。アルペジオのパターンを自分で作ってみたり、好きなアーティストのスタイルを真似してみるのも効果的です。

間奏でストロークパターンを変えてみたら、友達から「雰囲気がガラッと変わって素敵!」と褒められました。アップストロークや細かいリズムを取り入れるだけでも印象が大きく変わりますし、アルペジオもシンプルなコードから始めれば意外と簡単です。自分なりのパターンを作るのも楽しいので、ぜひ色々試してみてください。
コードを崩して“おしゃれ”にアレンジ
★sus4やadd9で簡単に雰囲気チェンジ
間奏で使うコードをちょっとだけ変化させるのもおすすめです。C→Csus4→CやG→Gadd9→Gなど、指一本動かすだけで押さえられるコードを加えると、ぐっとおしゃれな響きになります。コード進行の最後に7thやmaj7を加えると、間奏の終わりに“余韻”や“色気”が生まれます。
★自分だけの「お気に入りコード」を見つけよう
自分の好きな響きのコードをストックしておき、間奏で自由に組み合わせてみると、演奏に自分らしさが加わります。ブログで「私の推しコード集」などを紹介するのも、読者の共感を呼びやすいポイントです。
歌メロの一部をギターでなぞる
★単音でメロディをなぞるだけでもOK!
ギターソロが難しいと感じるなら、歌のメロディの一部をギターで単音弾きするだけでも立派な間奏になります。サビの印象的なフレーズや耳に残るワンフレーズを1弦や2弦でなぞってみましょう。これだけで、曲に“自分らしさ”が加わります。
★失敗を恐れずチャレンジ!
最初はうまくいかなくても大丈夫。少しずつメロディを耳コピして、簡単なフレーズからチャレンジしてみましょう。慣れてきたら、オリジナルのフレーズを作ってみるのも楽しいですよ。
間奏を短くしてすぐ歌に戻すのもアリ
★無理に長い間奏を入れなくてもOK
「間奏=長いギターソロ」と思い込む必要はありません。弾き語りの場合は、間奏を短くしてすぐ歌に戻すのも自然です。1〜2小節だけコードを弾いて、次の歌に戻るアレンジも十分魅力的です。

私はこの方法をよく使います。長い間奏をストロークだけで乗り切るよりも、こちらの方がむしろ聴き手に飽きられにくいと思います。
★曲の雰囲気や自分のレベルに合わせて調整
自分の得意な長さや、曲の雰囲気に合わせて間奏の長さを調整しましょう。無理に長くするより、テンポよく次の歌パートに入った方が聴きやすいことも多いです。
リズムやダイナミクスで変化をつける
★強弱やミュートで“間”を演出
ストロークの強弱をつけたり、ミュート(音を止める)を使ったりすることで、曲に“間”や“緊張感”を作ることができます。1小節だけ完全に無音にしてみると、次のフレーズがより印象的に響きます。

ストロークの強弱やミュートを使うときは、体全体を使って大げさに楽しそうに演奏してみてください!思いきり腕を振ったり、体を揺らしながらリズムを刻むと、自然と“間”や“緊張感”が生まれて、演奏がもっと生き生きしてきます。1小節だけ完全に無音にする時も、表情や動きで“次は何が始まるんだろう?”とワクワク感を演出できますよ。
★リズムのアクセントでグルーヴ感を出す
2拍目と4拍目を強く弾いたり、裏拍でアクセントをつけたりするだけでも、間奏にグルーヴ感が生まれます。こうしたリズムの工夫は、初心者でもすぐに取り入れやすいテクニックです。

リズムのアクセントをつけるときも、肩や頭をリズムに合わせて動かしたり、笑顔で楽しそうに弾くと、グルーヴ感がぐっとアップ!体を使ってリズムを感じると、聴いている人にもその楽しさが伝わります。初心者こそ、思いきり体を動かして演奏してみてください。
他の楽器やハミング、口笛を活用する
★声や体の音も“間奏”の一部に
ギターだけにこだわらず、ハミングや口笛、手拍子などを間奏に取り入れるのもおすすめです。ギターを静かに弾きながらハミングしたり、口笛でメロディを奏でたりすると、演奏に温かみや個性が加わります。

私は口笛に自信がないので、思い切って間奏のメロディーを「らら〜」と歌っています。恥ずかしがらずに堂々と歌うのがコツです。
★友達や家族と一緒に演奏する楽しさ
複数人で演奏できるなら、カホンやシェイカーなどの簡単なパーカッションを加えてみるのも面白いですよ。みんなで作る間奏は、ソロ演奏とはまた違った楽しさがあります。
上手な人の演奏をコピーしてみる
★プロや上級者の間奏を“耳コピ”してみよう
YouTubeやSNSにはたくさんの弾き語り動画がアップされています。間奏部分だけを集中的に聴いて、真似してみるのもアレンジ力アップの近道です。最初は簡単なフレーズから、徐々に難しいものにチャレンジしてみましょう。
★コピーから自分流のアレンジへ
コピーしたフレーズを少しアレンジしてみたり、自分なりの“間奏パターン”を作ってみるのもおすすめです。コピーは上達の第一歩、アレンジは個性を磨く第二歩です。
間奏で“自分らしさ”を表現しよう
★失敗を恐れずにチャレンジ!
間奏は、あなたの演奏スタイルや個性を表現できる絶好のチャンスです。最初はうまくいかなくても、「こうしたらどうなるかな?」と色々試してみることが大切です。失敗も経験のうち。自分だけの間奏アレンジを見つけていきましょう。
★ブログ等で経験や工夫をシェアしよう
自分の工夫や失敗談、成長の記録をブログ等で発信することで、同じ悩みを持つ初心者ギタリストにとって大きな励みになります。リアルな声や体験は、他の人にとって貴重な情報です。

同じ悩みを持つ人と情報を共有することで、思いがけないアイデアが得られるかもしれませんよ!
体験談:ギター弾き語りの間奏を「ららら~♪」で乗り越えた話
ギター弾き語りを始めて間もない頃、私にとって「間奏」はまさに“試練の時間”でした。歌っている間はコードを追いかけるだけで精一杯なのに、いざ間奏に入ると「何を弾けばいいの?」と手が止まり、気まずい沈黙が流れることもしばしば。特に人前で演奏したとき、間奏のたびに自信をなくしそうになったことを今でも覚えています。
最初は、歌の伴奏と同じストロークをそのまま繰り返していましたが、どうしても単調で物足りない…。そこで、思い切ってストロークのリズムや強弱を変えてみたり、簡単なアルペジオに挑戦したりと、小さな工夫を積み重ねました。YouTubeで上手な人の間奏だけを何度も再生して真似したり、好きな曲のサビのメロディを1弦でなぞってみたり、時には間奏を思い切って短くしてすぐ歌に戻したこともあります。
一番印象に残っているのは、友人の前で弾き語りを披露したときのことです。間奏で手が止まりそうになった瞬間、思い切ってメロディを「ららら~♪」と歌ってみました。すると、友人が「そのアレンジ、すごく温かくていいね!」と褒めてくれたのです。それがきっかけで、間奏は“苦手な時間”から“自分らしさを表現できるチャンス”に変わりました。
今では、間奏のたびに「今日はどんなアレンジにしようかな?」とワクワクするようになりました。難しいギターソロを弾けなくても、ちょっとしたリズムの工夫やメロディの引用、ハミングや手拍子など、自分なりのアイデアで間奏を楽しめるようになったのです。
ギター弾き語りは、感情を表現し自信をつける素晴らしい方法だと実感しています。間奏で悩んでいる初心者の方も、ぜひ色々な工夫を試してみてください。失敗しても大丈夫。あなたらしい“間奏”が、きっと誰かの心に届くはずです。
まとめ:初心者でもできる“間奏”の工夫は無限大
ギター弾き語りの間奏は、難しいギターソロを弾く必要はありません。「コードの響きやリズムを工夫する」「歌のメロディをなぞる」「間奏を短くする」「自分なりのアレンジを加える」など、ちょっとしたアイデアや工夫で、初心者でも素敵な間奏が作れます。
あなたの経験やアイデアをブログで発信すれば、多くの人が共感し、役立つヒントを得られるはずです。ぜひ、今回紹介した方法を試して、自分らしい弾き語り間奏を作ってみてください!

ギターが上手くなる必要はありません。でも、ちょっとした工夫で曲の伝わり方は大きく変わりますよ!
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