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ザック・ワイルドの“スカート”はキルトだった!理由・文化・衣装の秘密を解説

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Zakk Wylde ザック・ワイルド スカート ロックカルチャー
イメージ画像

ザック・ワイルドといえば、オジー・オズボーンのギタリストとして知られ、現在はブラック・レーベル・ソサイアティ(BLS)やZakk Sabbathなどで活躍する屈強なロックギタリストです。
筋肉ムキムキ、長髪にヒゲ、そしてギターを振り回す荒々しいパフォーマンスは、まさに“男のロック”そのもの。
そんな彼のライブ映像を見ていると、あることに気づくファンが多いでしょう。

「あれ…ザック、スカート履いてる!?」
そう、ブーツにレザーベストを合わせながら、下半身はスカートのように見える布をまとっている姿があるのです。
でも実は、それはスカートではありません。
では一体、あの衣装の正体は何なのか?そしてザック・ワイルドがそのスタイルを選んだ理由とは?ここからその謎を解き明かしていきます。

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スカートに隠された真実は“男性用のキルト”

ザック・ワイルドが履いているのは、女性用のスカートではなく、キルト(Kilt)と呼ばれる男性の衣装です。
キルトはスコットランドの伝統衣装で、結婚式や儀式などで男性の正装として着られてきました。見た目はスカートに似ていますが、歴史的にも「男の服」として認識されている別物です。

最近では、タータン柄だけでなくデニムやレザーなどの素材を使ったユーティリティキルト(Utility Kilt)という現代版も登場しています。ザック・ワイルドがステージで履いているのも、このユーティリティキルトの一種。
つまり、単にスカートを履いているのではなく、文化や歴史に裏打ちされた“男の衣装”をロックな演出に取り入れているんです。

おとはじ
おとはじ

2021年のライブではしっかりキルト姿で登場していますね!

そもそもキルトって何?スコットランド文化との関係

ここで少し、キルトについてもう少し詳しく補足します。

スコットランドのハイランド地方がルーツ
• 家柄や氏族を示すタータン柄が特徴
• 後ろにプリーツ(ひだ)が入っており、動きやすさと防寒性を兼ね備えている
• 正装としては素足にロングソックスを合わせるのが一般的
• 最近はカジュアル化が進み、ジーンズやカーゴパンツの上から巻くレイヤードスタイルも人気
つまり、伝統+現代ファッションの要素が融合して進化してきたアイテムなんです。
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ザック・ワイルドがスカート(キルト)を履く理由

では、ザック・ワイルドはなぜキルトを履き始めたのでしょうか?
きっかけは、アメリカ・シアトルで見つけた「Utilikilts(ユーティルキルツ)」というキルト専門店でした。
本人はインタビューでこう語っています:

Tom: “What inspired you to wear a kilt?”
Zakk: “We were in Seattle at the time and I’d seen this store that’s called Utilikilts, and all they sell …”
(シアトルにいたとき、Utilikiltsという店を見つけてね。そこはキルトしか売ってないんだ…)
引用元:xmarksthescot.com

最初は冗談半分で試しに履いてみたものの、

・動きやすい!

・ステージ映えする!

・インパクトがある!

という理由で気に入り、そのままステージ衣装として取り入れるようになりました。
まさに、偶然の出会いが彼のアイコニックなスタイルの一部になった瞬間だったのです。

ちなみにザックが訪れたこのキルト専門店はこちら👇

👉 Utilikilts公式サイトはこちら

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ザック・ワイルドのステージ衣装の特徴

実はザック、どのライブでも常にキルトを履いているわけではありません。
バンドごとに衣装スタイルを変えています。

Black Label Society(BLS)ではジーンズスタイル
→ デニムにレザーベスト、ブーツという、バイカー系ワイルドロッカーの王道。
Zakk Sabbathではキルトスタイル
→ ブーツ+キルト+レザーベストという特別仕様。ブラック・サバスのカバーバンドならではの遊び心のある演出。

実際、英国のライブレビューでも、

“clad in boots, a kilt and a leather biker cut featuring a Black Label Society back print” (ブーツとキルト、そして背中にブラック・レーベル・ソサイアティのバックプリントが入ったレザーバイカーベストを身にまとい…)

と記録されており、Zakk Sabbathのステージではキルト姿が定番になっています。
つまりザックは、BLSでは本筋のロックスタイル、Zakk Sabbathではあえて衣装を変えてキャラクター演出をするという使い分けをしているのです。

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ファンの反応は?

ファンの間では、ザックのキルトスタイルについてさまざまな声が上がっています。

・「男がスカートと思ったけど、ザックならアリだわ!」

・「めちゃくちゃ似合ってるし、ブーツとの組み合わせが最高にワイルド」

・「よし、自分もフェスでキルトデビューしようかな…?」

特に海外のロックフェスでは、ザックに影響されてキルトを履くファンも少なくありません。
キルトは見た目のインパクトだけでなく、通気性や動きやすさにも優れているため、夏フェスの衣装としても人気があるのです。

おとはじ
おとはじ

肯定的な意見が多数!私も最初はびっくりしたけど、ザックの“自分スタイル”と“エンターテインメント性”はやっぱりカッコいいわ~!

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デビュー当時から追いかけてきた私が感じた、ザック・ワイルドの変化とスカート姿の真実

私はザック・ワイルドがデビューしたころからのファンですが、当時はまだYouTubeもなく、オジー・オズボーン・バンドでのデビューアルバム『No Rest for the Wicked』を聴いて、「いったいどんなギタリストなんだろう?」と、限られた情報から想像を膨らませていました。

80年代~90年代といえば、ハードロックやメタルが全盛期で、ミュージシャンたちも競うようにビジュアル面に力を入れていた時代です。
ザックもデビュー当初は、どちらかというと“王子様キャラ”を意識した雰囲気を装っていたように思います。

しかし、次第に男らしさを前面に押し出すスタイルへシフト
ビッグヘアからナチュラルなロングヘアへ、さらにヒゲを伸ばし始めて、そのワイルドさは増すばかりでした。
そんなザックが、ある日スカート(キルト)姿で登場!
正直、最初に見たときは衝撃でした。
「あのワイルドなザックがスカート!?」

でもその後、キルトがスコットランドの伝統的な男性用衣装だと知り、さらにステージ演出や彼の“自分スタイル”を貫く精神を理解すると、「なるほど、これもザックらしい!」と納得したのです。

このブログでは、そんな私が感じた衝撃の理由を紐解き、ザックがなぜキルトを履くようになったのかを探ってみました。
スカート(キルト)を履いてもなお男らしいザック・ワイルド。そこにこそ、彼の揺るがないロック魂があるのだと思います

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まとめ:キルトはロックな自由の象徴

ザック・ワイルドが履いているのは、単なるスカートではなく、スコットランドの伝統をルーツに持つ男性用のキルトです。
シアトルで出会ったキルト専門店Utilikiltsがきっかけとなり、動きやすさや通気性、そして何よりステージ映えするインパクトの強さから、彼のステージ衣装の一部になりました。
そしてザックは、ただ奇抜さを狙っているわけではありません。

バンドのキャラクターや演出に合わせて衣装を変えるという、ステージングの美学があります。
• BLS(ブラック・レーベル・ソサイアティ)ではジーンズ+レザーベストの王道ロッカースタイル
→ バイカー的でワイルドなイメージを強調
Zakk Sabbathではキルトを着用し、ブラック・サバスの世界観に遊び心をプラス
→ 重厚さの中に特別な演出を加えることで観客を楽しませる

こうした衣装の選択には、観客を楽しませるエンターテイナーとしての顔
と、“ロックは自由でいい”という精神が表れています。
伝統的な男性用衣装をロックの文脈に取り入れることで、「自分のスタイルを貫きながらも新しい挑戦を恐れない」それがまさにザック・ワイルドの魅力です。
ファッションもまた、ロックの自己表現の一部。
ザック・ワイルドのキルト姿は、ロックの自由さと男らしさを両立させた象徴的なスタイルと言えるでしょう。

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