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高知県産のブランド米『よさこい美人』コシヒカリを超えるか?高温に強い次世代の美人米

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新米シーズンに入り、今年特に話題となっているのが高知県産のブランド米『よさ恋美人(よさこいびじん)』です。ニュースや通販サイトなどでは「よさこい美人」と表記されることもありますが、正式名称は“恋”の字を用いた「よさ恋美人」となっています。

炊きあがったご飯は粒が大きく艶やかで、見た目も味わいもまさに“美人米”。そして今年は5kgで7,800円という異例の高値がついたことでも注目を浴びています。背景には、猛暑による収穫時期の前倒しや品質維持の難しさ、さらには全国的な買い付け競争の激化など、複数の要因が重なっているとされています。

Yahooニュースより👉今年の新米5kg7800円も 異常な高値に業者も困惑 「備蓄米売り切れない」悲鳴も

では、この「よさ恋美人」とは一体どんなお米なのか。その特徴を他のブランド米と比べながら見ていきましょう。

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高知県産ブランド米『よさ恋美人』とはどんなお米?

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名前の由来

『よさ恋美人(よさこいびじん)』という名前には、高知の夏を彩る「よさこい祭り」と“恋”をかけ合わせた意味が込められています。
「よさこい祭りに恋をするように、多くの人に愛されるお米になってほしい」──そんな願いを込めて名づけられたのです。

「よさ恋美人」とは — 高知県公式サイト]👉https://www.pref.kochi.lg.jp/doc/2019061300163/?utm_source=chatgpt.com

開発の背景

『よさ恋美人』は、高知県が温暖化に強いブランド米の開発を目指して生まれた新品種です。従来、日本のお米は「美味しいけれど暑さに弱い」という課題を抱えていました。特に近年は夏の猛暑で稲が登熟不良を起こし、粒の中が白く濁った「白未熟粒」が増えてしまう傾向があり、品質や収量に大きな影響を与えていました。

そこで研究チームは、“美味しさの代表格・コシヒカリ”と、“高温に強い・ふさおとめ”という、異なる特徴を持つ品種を掛け合わせることを決断。単に交配するだけでなく、長年にわたる試験栽培や選抜を繰り返し、実に14年の歳月をかけてようやく誕生したのが『よさ恋美人』です。

この品種は、コシヒカリ並みの甘みと粘りを持ちながら、夏場の高温でも粒がしっかり実るという強みがあります。つまり「美味しさ」と「栽培安定性」を両立した、まさに“次世代のブランド米”なのです。

さらに、よさ恋美人は極早生品種に分類されます。これは「成長が早く、全国でも最も早く収穫できる」という特徴で、7月下旬には新米として市場に出回ります。一般的に新米は秋口に出回ることが多いため、夏の盛りにいち早く新米を楽しめるのは大きな魅力です。

特徴

極早生品種 全国でも最も早い時期に収穫され、7月下旬には新米が市場に並ぶ。
粒の大きさと美しさ 粒がふっくら大きく、見た目も均一で美しい。
炊きあがり 炊飯するとツヤツヤとした光沢を放ち、ふっくらとした仕上がりに。
味わい 甘みと粘りのバランスが良く、コシヒカリ並みの美味しさ。冷めても美味しく、おにぎりやお弁当にも向いている。
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他の有名ブランド米との味わい比較

では、この「よさ恋美人」は他の有名ブランド米と比べてどう違うのでしょうか。代表的なお米と特徴を比較してみます。

コシヒカリ(新潟など全国) 強い甘みと粘りで“米の王様”。よさ恋美人はコシヒカリに匹敵する美味しさを持ちつつ、高温に強い点が差別化ポイント。
あきたこまち(秋田) あっさりと軽やかな味わい。よさ恋美人はそれよりも甘みと粘りが強めで、食べごたえがあります。
つや姫(山形)  真っ白でツヤがあり、炊きあがりの美しさが魅力。よさ恋美人も粒の美しさでは負けていませんが、つや姫よりも味わいが濃く、しっかりとした甘みを感じられます。
新之助(新潟) 大粒で噛みごたえがあり、しっかりした食感が特徴。よさ恋美人は新之助ほど硬さはなく、ふっくら感と柔らかさが強いので万人向け。
ゆめぴりか(北海道) 濃厚な甘みともちもち感が特徴。よさ恋美人はゆめぴりかほど重たくなく、軽やかな甘みで食べやすい。

このように、「よさ恋美人」は見た目の美しさや味わいで他のブランド米と肩を並べつつ、“高温耐性”という独自の強みを持っています。温暖化の影響で米作りが難しくなる中、将来性のあるブランド米として注目されているのです。

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価格の比較:2025年産 新米は“異常な高値”

今年の新米は、全国的に例年を上回る価格で推移しています。特に高知県産『よさ恋美人』は、5kgで7,800円という創業以来最高値を記録し、消費者や業者を驚かせています。

以下は、ニュースで取り上げられた主要ブランド米との比較です。

ブランド米 産地 価格(5kgあたり) 備考
よさ恋美人 高知 7,800円 過去最高値、例年の約1.5倍
コシヒカリ 高知 6,450円 同じく例年比で約1.5倍
ハナエチゼン 福井 約4,700円 昨年比で約6割アップ、猛暑で収穫前倒し
コシヒカリ 宮崎 4,526円 スーパー販売価格
旧米(令和6年産) 全国 約3,800円台 消費者はこちらを選ぶ傾向
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未来への期待の『よさ恋美人』

『よさ恋美人』は、高知県が14年かけて生み出した新品種で、コシヒカリ並みの美味しさと高温に強い特性を兼ね備えた“次世代のブランド米”です。炊きあがりのツヤや粒の美しさ、冷めても美味しいバランスの良さは、全国の有名ブランド米と比べても遜色なく、むしろ際立つ存在感を放っています。

一方で、2025年産の新米は5kgで7,800円という異例の高値がつき、消費者からは「高嶺の花」となっているのも現実です。猛暑や買い付け競争といった背景による一時的な価格高騰ではありますが、それだけ注目度が高く、需要が集まっている証拠ともいえるでしょう。

『よさ恋美人』は、温暖化で米作りが厳しさを増すこれからの時代に、安定した品質と食味を両立するブランド米として期待されています。名前のとおり“恋するように愛されるお米”が、今後どのように全国へ広がっていくのか──その動向からも目が離せません。

おとはじ
おとはじ

『よさ恋美人』…食べてみたい!でも5kgで7,800円は、ちょっと手が出ないかも…

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