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ハッピーセット廃止しない理由は炎上狙い「食品ロスも想定済み」

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ハッピーセット 暮らし・ライフスタイル
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2025年に入り、マクドナルドのハッピーセットが立て続けに社会的な話題になりました

5月には「ちいかわ Happy Set」、8月には「ポケモンカード付きハッピーセット」が登場。どちらも発売初日〜数日で品切れとなり、転売、食品ロス、店舗での混乱が相次ぎました。SNSには路上に放置された未開封のハンバーガーや、大量購入後におもちゃだけ抜き取られた写真が出回り、批判が集中しました。

この状況を見た人の中には「もう人気キャラとのコラボをやめればいいのに」と思った方もいるでしょう。しかし、マクドナルドは廃止ではなく“改善”を選んでいます。なぜなのでしょうか?

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ハッピーセットを廃止しない理由

炎上は想定の広告効果と話題性

人気キャラクターとのコラボは、テレビCM以上の宣伝効果をSNSで発揮します。

  • 限定おもちゃの画像や動画が拡散され、自然に認知度が上がる。
  • 炎上であっても話題になり、結果的に知名度向上につながる。

キャラクターの権利元(出版社やゲーム会社)にとっても販促効果は大きく、双方の利益が一致するため、コラボは継続されやすい傾向にあります。
食品ロス問題についても、「ちいかわ」ハッピーセットで既に経験済みであり、今回の混乱も想定の範囲内だったと言えるでしょう。

子どもと家族を呼び込む“入り口”商品

ハッピーセットは単なるお子さま向けメニューではなく、家族単位での来店を促す重要な商品です。

人気キャラのおもちゃ目当てで来店した子どもは、親や兄弟と一緒に食事を注文します。この“ついで買い”効果が売上に直結します。

また、ハッピーセットは「子ども時代の楽しい思い出」を作る要素でもあります。これにより、成長後もマクドナルドへの親近感が続き、長期的な顧客維持につながります。

グローバル戦略と統一性

マクドナルドは世界規模で同様のキャンペーンを展開しています。

日本だけ人気キャラコラボを廃止すれば、ブランド戦略の一貫性が損なわれる可能性があります。また、世界のマクドナルド全体で見ても、ハッピーセットは重要な商品カテゴリーであり、日本独自の中止は難しいのが現実です。

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相次ぐ「ハッピーセット騒動」


ハッピーセットは、今年に入ってから今回だけでなく、すでにいくつかの騒動が起きています。

ちいかわ Happy Set(2025年5月)

  • 発売からわずか数日でほぼ全国的に品切れ。
  • メルカリなどフリマアプリで高額転売が横行
  • 大量購入後に食べ物を廃棄する光景がSNSで炎上。
  • マクドナルドは販売終了を早め、公式に謝罪。

ポケモンカード付きハッピーセット(2025年8月)

  • 初日で在庫切れ、ほとんどの店舗で24時間以内に終了。
  • 路上放置や警察沙汰のトラブルも発生
  • 再び転売が横行し、消費者から批判の声が殺到。
  • マクドナルドは購入制限の検討を発表。
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常にコラボする理由

  1. 新鮮さを保つため
    数週間ごとにキャラを入れ替えることで、常連客も飽きずに来店できます。
  2. 集客サイクルの固定化
    「次はどんなおもちゃかな?」と期待してくれる子どもと親が、定期的に来店してくれます。
  3. 多様なターゲットに対応
    アニメ・映画・絵本・ゲームなど幅広いジャンルを扱い、どんな子どもにも響くように設計されています。
  4. メディア連動効果
    映画の公開や新作ゲーム発売に合わせると、相乗効果で話題になりやすい。

実際、日本マクドナルドの公式サイトを確認すると、ハッピーセットは年間を通してほぼ途切れることなく、何らかのキャラクターやブランドとコラボしています。新しいおもちゃや企画は、およそ3〜4週間ごとに入れ替わるのが定番です。マクドナルド公式サイト

つまり、2025年の「ちいかわ」や「ポケモンカード」をめぐる騒動も、この“常時コラボ戦略”の中で起きた一幕に過ぎません。

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改善策の方向性と課題

マクドナルドは、今回の騒動を受けて以下の改善策を検討しています。

  • 購入数制限の強化(1人○セットまで)
  • 事前抽選やデジタル引換券の導入
  • おもちゃ不要の割引販売
  • フリマアプリ運営会社との協議による転売規制

しかし、こうした対策を講じても「転売目的の購入」や「食品ロス」を完全に防ぐのは難しい現実があります。

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消費者目線での提案

一般消費者目線で見ても、改善の余地はあります。例えば:

  1. 予約制や受注生産方式
    本当に欲しい人が確実に手に入る仕組みにする。
  2. おもちゃ単体での販売
    食品とセットにしないことで廃棄問題を減らす。
  3. 受け取り期限付きの事前注文
    予約した人だけが受け取れる方式で転売を抑制。
おとはじ
おとはじ

本来は子どもたちに喜んでもらうためのものなのに…

大人の事情に振り回されて、手に入れられなかった子どもたちのことを思うと、早急な対応をお願いしたいですね…

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常時コラボ戦略の光と影

マクドナルドが人気キャラハッピーセットを廃止せず、改善で乗り切ろうとする理由は、

  • 家族客を呼び込む営業戦略
  • SNSを中心とした広告効果
  • グローバル戦略の一貫性
    といった企業メリットが大きいからです。

しかし、消費者の信頼を維持するためには、転売防止や食品ロス削減といった社会的課題への取り組みをより強化する必要があります。

これからのマクドナルドには、「楽しい企画」と「倫理的な配慮」を両立させる姿勢が求められているのではないでしょうか。

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