ギターを弾きながら歌う「弾き語り」は、音楽好きなら一度は挑戦したい憧れのスタイルです。
自分の声とギターで好きな曲を表現できるのは格別の喜びです。
しかし、実際にやってみると「ギターに集中すると歌がズレてしまう」「歌に意識がいくと手が止まる」といった壁にぶつかる方も多いのではないでしょうか。
特に初心者にはなかなか高いハードルです。
この記事では、そんな初心者の方に向けて、弾き語りを上達させるための練習方法を解説します。

最初は私も“手と口がバラバラ!”何度もつまづきました(T_T)
一緒に少しずつ上達していきましょう♪
弾き語り上達のコツ:分けて練習し、段階的に合わせる
「それは分かっているよ!」という方も、意外と出来ていなかったりします!
最初から同時にやろうとすると、どちらも中途半端になりがちです。
まずはギター演奏と歌唱、それぞれをしっかり練習し、基礎力をつけてから少しずつ組み合わせていきましょう。
弾き語り上達コツ:具体的な練習ステップ
弾き語り上達のコツ:ギター単体の練習
まずは歌を一切気にせず、ギターだけをしっかり練習しましょう。
• コードチェンジの練習:よく使うコード進行をスムーズに押さえられるようにします。
• ストロークやアルペジオのパターン練習:右手のリズムが安定するまで繰り返しましょう。
• テンポキープ:メトロノームを使い、一定のテンポで弾けるようにします。

早く歌いたくなる気持ちはとてもよく分かります。
ですが、ここは一度歌うことから離れて、とにかくギターの演奏に集中しましょう。
何度も繰り返し練習し、手元を見なくても弾けるようになるまで頑張ってください!
弾き語り上達のコツ:歌だけの練習
次に、ギターを持たずに歌だけを練習します。
• メロディと歌詞を覚える:歌詞を見ずに歌えるまで繰り返しましょう。
• リズム感を意識:原曲に合わせて歌い、リズムがズレないようにします。
• 録音してチェック:自分の歌を録音して、音程やリズムのズレを確認しましょう。

ギターが弾けるようになると、伴奏で歌いたくなる気持ちも出てくると思いますが、ここは我慢です。
今度は歌うことに集中しましょう。
何度も繰り返し練習し、歌詞を覚えるくらいまでしっかり練習してください。
弾き語り上達のコツ:片手+歌で段階練習
いきなり両手+歌は難しいので、片手ずつ歌と合わせてみましょう。
• 右手(ストローク)のみ+歌
• 左手(コードチェンジ)のみ+歌
これにより、脳内で動作を分けて処理する練習になります。

いよいよギターを持って歌う段階ですが、ここでひと手間加えると、この後の練習がよりスムーズになります。
弾き語り上達のコツ:ゆっくりのテンポで合わせる
最初は原曲よりもかなり遅いテンポで、ギターと歌を同時に合わせてみましょう。
• ミスしても止まらない:間違えても止まらず、最後まで通して演奏することが大切です。
• 徐々にテンポアップ:慣れてきたら、少しずつテンポを上げていきます。

ギターと歌を同時に行うと、急にうまくいかなくなるかもしれません。
ですが、ここは落ち着いて、ゆっくりで構いませんので、少しずつ合わせていきましょう。
弾き語り上達のコツ:録音・録画で客観的にチェック
自分の演奏を録音・録画して聴き返てみましょう。
• どこで歌とギターがズレているか
• 音量バランスは適切か
• 表情や姿勢はどうか
など、客観的な課題が見えてきます。

自分の録音を聞いたり、動画を見返したりするのは、なかなか勇気がいるものです。
しかし、誰かに見せるわけではないので、ぜひ積極的に挑戦してみてください。
実際に演奏しているときには気付かなかったことが、たくさん見えてくるはずです。
弾き語り上達のコツ:繰り返し練習で「自動化」する
ギターも歌も、何度も繰り返し練習することで、無意識に動かせる「自動化」の状態を目指しましょう。
• 手元を見ずに弾けるように:コードチェンジを手元を見ずにできるようになると、歌に集中できます。
• 歌詞も覚える:歌詞を暗記し、歌に集中できるようにしましょう。

ギターと歌を同時に行うと、覚えていたことが混乱してしまうかもしれません。
しかし、焦らず丁寧に、何度も繰り返し練習して体で覚えていきましょう。
弾き語り上達を加速させる+αのコツ
最初は自分の声域やレベルに合った、シンプルなコード進行やリズムの曲を選びましょう。
おすすめは
• 「なごり雪」
• 「糸」
• 「チェリー」
など、コードが少なくテンポもゆったりした曲です。

好きな曲で練習するのも良いですが、難しいと感じる場合は、まずは簡単な曲から始めて慣れていくのがおすすめです。
ギターが大きすぎて歌が埋もれたり、逆に歌が大きすぎてギターが聞こえないことも。
• 録音してバランスを確認
• ピックの持ち方や弾き方を工夫
• マイクやアンプを使うのも有効
弾き語りはリズムが命。
メトロノームやドラムアプリを活用して、リズム感を鍛えましょう。
家族や友人の前で演奏したり、SNSに動画を投稿することで、緊張感の中での演奏力も身につきます。
よくある弾き語りの悩みと解決法
Q1. コードチェンジが間に合わない…
A. 最初はゆっくりな曲を選び、コードチェンジだけを繰り返して練習しましょう。指の動きを「型」として覚えるのがポイントです。
Q2. 歌うとギターが止まる…
A. ギターを無意識で弾けるレベルまで練習し、歌詞も暗記しましょう。最初は「ラララ」などでメロディだけ合わせるのも効果的です。
Q3. 緊張でうまくできない…
A. 小さな成功体験を積み重ねましょう。録音や家族の前での演奏など、少しずつ人前での演奏に慣れていくことが大切です。
弾き語り上達のコツ:私が実践したこと
弾き語りの練習では、ギターと歌を別々に練習することが大切だと上記で述べましたが、これは多くの方が共感できるポイントだと思います。
私自身も、最初は「早く歌いたい」という気持ちが強く、ギターと歌の両方が中途半端な状態で合わせてしまい、なかなかクオリティが上がりませんでした。
そこで、気持ちを落ち着けて、まずはギターと歌をしっかり個別に練習することを徹底しました。
そして、いよいよ合わせて練習する際には、特に、シャッフルやシンコペーションなど、リズムが難しい伴奏の曲では、紙に「このコードを弾いたと同時にこの歌詞を歌う」「この音と音の間にこのフレーズを入れる」といった形で細かく書き出し、非常にゆっくりと、止まりそうなほどのスピードで練習しました。
そうやって一つひとつ課題をクリアしながら、少しずつ曲を完成させていきました。
何度も繰り返し練習し、体で覚えるまで続けた結果、思い通りに演奏できるようになったときの達成感は本当に格別です。

弾き語りの上達には地道な積み重ねが大切だと、改めて実感しました。
まとめ
弾き語りは、ギターと歌を同時にこなすため難易度が高いですが、正しい練習法とコツを押さえれば、誰でも必ず上達します。
もし「一曲をしっかり仕上げたい」「誰かに聴かせたい」「ステージで披露したい」と思うのであれば、焦る気持ちを抑えて、順番に練習を実践してみてください。
一生懸命練習した曲には愛着が湧き、これからも長く演奏できるあなたの定番曲になるはずです。
これらを意識して練習を重ねれば、あなたもきっと憧れの弾き語りを楽しめるようになります。
ぜひ今日からチャレンジしてみてください!
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